新入社員

今日からうちのお店にも調理師学校を卒業したスタッフ3人が入社してくれました。
ありがたいことに生徒の時にうちのお店に食べに来てからの入社希望で来てくれました。
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ここ最近の動きでは、去年の年末で長年働いてくれていたパティシエがめでたいことに寿退社。
今年の夏にはオットのオープンから働いてくれているスタッフも5年経ちいよいよイタリアへ旅だつ予定。19歳で入っていた時は子供のようでしたが今では先頭に立ってバリバリ仕事する頼もしい先輩に。
お店にとってはスタッフが辞めてしまうのは戦力ダウンになることなので、残念であることには変わりないことなんですが、前向きな退社ってやはり応援したくなりますよね。実際僕自身お世話になった色々な先輩方のおかげでこうしてお店をやれてるわけですし、若い子育てるってこれも業界への恩返し。ホント人のご縁で全てが繋がっているように思います。

オープンしたての頃は当然、誰も働きたいなんて言ってくれる人は皆無。僕ばっかり無駄にやる気出してたのでスタッフとのモチベーションの温度差というものもかなりあったように思います。まぁ大人げなかったように思います。人がいなくて70歳過ぎた両親を引っ張り出し、兄の4人で夜中まで皿洗いなんてこともありました。当然、平均年齢も高齢でしたねw
今ではそれも落ち着いて両親もだいぶ裏方に、2店舗のイタリアン担当は僕。兄は他に違う飲食業態の店を出し5月にもまた新たにお店を出すところにまでなりました。

”昨日は緊張のあまり寝れませんでした”と今朝言っていた新人君。
このように目をキラキラさせて入社してくれた新人君たちの期待を裏切らないようにこちらも毎回気持ちが引き締まる思いになります。

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こちらは先輩と後輩がワンセットになって仕事教えてますね。
最初の頃は先輩に怒られたり仕事ができずに凹んだり辞めたくなることばかり。

常連さんの中には有り難いことにこの新人君が成長する姿もレストランの魅力の一つとして感じていただいている方もいらっしゃいます。僕自身お客さんに怒られたり褒められたりという経験がどれだけ今までのモチベーションに繋がったか。もちろん今でもそうですが。
正直、決してラクで楽しいばかりの仕事ではないのでみんながみんな残るとは限らないのが現実ですが、このレストランの仕事ってトータルで考えてみれば僕自身いい仕事だなぁと思っているので一人でも多く続いてくれるといいですね。お客様に高いお金頂き、それでも笑顔になってご馳走様!って言って頂けるこの仕事って幸せですよ。

ご来店いただくお客様にも暖かく見守っていただけると幸いです。よろしくお願い致します。